森山大道がNADiff Galleryで新作展「景」を開催!展示作品は写真集「K」より
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2018年1月16日により、東京都渋谷区恵比寿にあるNADiff Galleryにて森山大道の新作展「景」が開催される。本展覧会は、昨年発売された写真集「K」に収録された写真を同書に添えたエッセイ「原点と現点…ニエプスへの旅/今日の三匹」をもとに展示を構成。NADiff Galleryでは4年ぶりとなる新作展だ。
断片から紡がれた東京の中を自ら彷徨う。森山大道の新境地。
K [ 森山大道 ] |
「犬は盛り場へ行けというし、猫は路地裏へ入れというし、虫は風俗街はどうよという。俗世俗界を俗のままにコピーしつづけること、東京中をうろつく日々こそ、ぼくが生き写真を撮る意味の全てなのだと感じる他ない」(森山大道、写真集「K」より引用)
近年、「アレ、ブレ、ボケ」とかつて形容された森山の写真は、少し様相を変えてきている。
以前は写真の四方を裁ち落としする写真集が多かった森山だが、昨年刊行した写真集「K」は、写真の外に余白を設け、被写体と一定の距離感を保とうとしている様子が伺える。新作展のタイトルもそうだが、風景(ランドスケープ)のニュアンスが色濃い。
広角レンズを搭載したコンパクトカメラを使い都市を捉えるスタイルこそ変わりはしないが、写真に残された森山の眼差しは、以前の力強さとは質が確実に変わった。
それはまるで、森山自身が撮り続けることで作り上げてきた東京という写真世界を自分自身で彷徨い、感慨に浸っているようだ。
東京を撮り続けて、御年80歳となる森山。
俗世俗界を俗のままにコピーしつづけることが写真を撮る意味だと彼は言う。しかし、彼がコピーし続けた都市の断片は、森山大道という軌跡を辿り、ある「景」へと紡がれている。
森山大道の新境地。
気になる方はぜひチェックしてみて下さい。
イベント情報
- 森山大道 新作展「景」
- 会場:NADiff Gallery
- 住所:東京都渋谷区恵比寿1-18-4 NADiff A/P/A/R/T 1F
- 会期:2018年1月16日(火)-2月4日(日)
- 休館日:月曜日(祝日の場合は翌日)
- 開館時間:12時-20時
- 入場料:無料
- 森山大道トークイベント「原点と現点」
- 日時:2018年1月25日(木)19時半-21時(19時開場)
- 会場:NADiff A/P/A/R/T
- 入場料:1000円(定員70名)
- 予約:03-3446-4977
- 公式サイト:http://www.nadiff.com/?p=8436
森山大道さんの代表作
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