カメラ初心者は必見!?写真が上達するおすすめドキュメンタリー映画!!
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良い写真って何なんだろう?
カメラを買って、写真を始めたことのある人ならば一度は考えたことのある言葉だと思う。しかし、実際に写真の良し悪しを一つの物差しで測ることはとても難しい。他者にとって何でもない写真でも撮影者の思い出が詰まってる一枚は、間違いなく良い写真と言えるだろうし、その逆もまた然りだ。
美味しい料理を食べたことのない人が、美味しい料理を作ることができない(判断できない)のと同じように、写真に関しても同様のことが言える。しかし誰もが決してシェフを目指しているわけでもない。「ある程度できたらそれで良い」というのが大多数の意見だと思う。
そこで今回はストイックに写真展など観に行かなくても、「Hulu
」や「Amazonプライムビデオ」などのビデオストリーミングサービスを利用して、映画を観るように、自宅で簡単に一流の写真の世界を知れる映像をご紹介!
普段なかなか観ることのできない写真家の撮影現場。写真のドキュメンタリー映画は写真術を学べることが多いうえに、映画としても結構楽しめるので是非ご覧ください!
ストリートスナップ好き必見!!「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」
最初にご紹介するのは、第87回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞にノミネートされた「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」。
大まかなあらすじはこうだ。シカゴの青年ジョン・マルーフがオークションで大量のネガフィルムを380ドルで落札した。そのフィルムはヴィヴィアン・マイヤーという乳母が撮ったものだった。彼は写真の一部をブログで公開。すると世界中から反響の嵐だった。そして、彼は展覧会や写真集の出版と今は亡きヴィヴィアン・マイヤーを写真家としてプロデュースしていく。
「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」の本編は、生涯で15万点以上の写真を残しながら、公開することなくこの世を去っていったヴィヴィアンマイアーという人物を、ジョンマルーフ本人が監督を務め、探っていくという内容だ!
こちらが予告編!
ヴィヴィアン・マイヤーの写真がとても素晴らしいことは言うまでもないが、「ヴィヴィアン・マイヤーを探して」は映画としても面白いので是非ご覧になってほしい!
ちなみにこの映画は、今なら「Hulu
」で視聴可能だ!「Hulu
」は始めての人なら会員登録後2週間は無料で観ることができるビデオストリーミングサービス!無料の2週間が過ぎた後も月額933円(税抜)でさまざまな動画が楽しめるので、とてもおすすめ!
また、ヴィヴィアン・マイヤーのDVDや写真集をお探しの方はこちらから!
旅好き必見!!美しい映像で楽しめる「RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅」
お次は、今回紹介する映像の中で唯一のドラマシリーズ「RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅」。こちらはドラマシリーズなので、一本あたり40分程度と気軽に観れるのが嬉しい。
「RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅」は、写真界の芥川賞とも言われる木村伊兵衛賞を受賞した経歴を持つ、楽園写真家三好和義氏の作品を元に製作された旅番組。ナレーターの語りと、有名モデル演じる旅人によるシンプルな映像によって構成されている。時折、三好和義氏による写真もインサートされるので、この場所でプロはこういう写真を撮るのだという実践を観ることができる。旅写真が好きな人は、教本代わりになるだろう。
また、「RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅」は、終始フォトジェニックな短い映像で構成されている。そのため、デジカメを用いたビデオグラフや、モデルを入れたシンプルな情景撮影など参考になる部分が多いのでかなりおすすめだ!
こちらが「RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅」のトレーラー!
「RAKUEN 三好和義と巡る楽園の旅」はAmazonプライムビデオで視聴可能。Amazonプライムは、月額400円(税込)もしくは、年間3900円(税込)で会員になれる。プライム会員になると、Amazonでのショッピングで優遇される他、Amazonプライムビデオやミュージックも楽しめる!そのうえ、プライム会員はプライムフォトという無制限のフォトストレージも利用できるので、写真をやっている人にはとてもおすすめだ!
ちなみに筆者は月額料金の高いアップルミュージックをやめて、特典の多いAmazonプライム会員になった。Amazonミュージックは制限があって聞ける楽曲が少ないのだが、Amazonプライム会員にプラス月額780円(税込)で4000万曲がダウンロード可能な「Amazon Music Unlimited」にすることも可能だ!(「Amazon Echo シリーズ」をお持ちの方は月額380円(税込)!!)
また、三好和義さん写真集をお探しの人はこちらから!
著名な写真家のインタビューや作品が一気に観れる!「フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク」
続いて紹介する「フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク」は、ニューヨーク在住の15人の写真家に着目した硬派なドキュメンタリー。どちらかというと本格的に写真をやってる人や、芸術全般に興味がある人おすすめの一本だ!
こちらが予告編。
登場する写真家は「ブギー、ブルース・デビッドソン、エリオット・アーウィット、ジル・フリードマン、ブルース・ギルデン、レベッカ・レプコフ、メアリー・エレン・マーク、ジェフ・マーメルスタイン、ジョエル・マイエロウィッツ
、マーサ・クーパー、ジャメル・シャバズ、クレイトン・パターソン、リッキー・パウエル、マックス・コズロフ」とかなり豪華なメンツ。作品や作家本人のインタビューが中心なので、ストリートスナップをやりたい人にはかなり勉強になるはず!
現在「フォトグラファーズ・イン・ニューヨーク」は、Amazonプライムビデオで視聴可能だ!有料レンタルになってしまうが、気軽に観れることを考えたらとてもお得!
フランス映画好き必見!「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」
レイモン・ドゥパルドンはマグナム・フォトの会員でもあるフランスを代表する報道写真家。「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」は、ドキュメンタリー映画監督でもある彼が長年撮りためてきた映像と、フランスを巡る彼の日々が同一直線上に語られる本格ドキュメンタリー映画。
時には目も背けたくなるような生々しい映像も流れるが、世の中の出来事に対して常に客観的な立ち位置をとれる彼こそ真のジャーナリストなのかもしれない。少々内容が濃いので、軽く映画を観たい人にはあまりおすすめしないが、興味ある人は是非ご覧になって頂きたい!報道写真家としての信念と、芸術家としての美を兼ね備えた写真家はなかなか類を見ないので。
こちらが「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」の予告編!
「旅する写真家 レイモン・ドゥパルドンの愛したフランス」は、まだDVDの発売がされていないので、現在はAmazonプライムビデオの有料ダウンロードのみで視聴可能だ!
また、この上映に合わせて、日本ではレイモン・ドゥパルドンの写真集「さすらい」も刊行されているので是非こちらもチェックして頂きたい!
美しきスローライフ!「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」
最後に紹介するのはニューヨークの伝説の写真家ソール・ライターを追ったドキュメンタリー映画。
ソールライターはニューヨークでファッションフォトグラファーとして活躍した後、業界を去った。「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」では、彼がなぜストリートフォトグラファーを選んだのか、スローライフを求めたのか、その答えはとても静かに、現代人の心へ響く。
写真をやっていない人でも感動する内容となっているので、是非多くの人にご覧いただきたい一本だ。
こちらが「写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと」の予告編!
ちなみにソールライターの写真は縦位置での画面構成が個性的で上手いので、写真をやっている人にはとても勉強になる。写真集も素晴らしいので機会があれば是非!
映画から学ぶ写真術!カメラの上達の方法はたくさんある!
カメラを始めた人が、上手に撮りたくなるのは至極当然のはなし。しかし、上手になるためにはただひたらすら写真を撮っていてもダメなのだ。むしろあまり撮ることだけに力を注ぎ続けると、壁にぶち当たり、そもそも何が楽しかったかすら忘れてしまう。
大事のは、写真を通していろいろな体験をすること。そして思いっきり楽しむことだ。
これは料理の世界でも言われることなのだが、ひたすら料理を作る練習をするよりも、一度で良いからプロが作る極上の料理を味わった方が料理が上達するということ。実際のところ、写真や料理に限らず、音楽やスポーツでさえ一流のプレーを体験するというのはとても大事なことなのだ!
>写真のドキュメンタリー映画は、すべてが楽しいものばかりではないが、写真を通していろいろなことを体験できる良い時間をもたらしてくれるので、ぜひこの機会にご覧ください!
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